ファーストクラスでニューヨークシティマラソンに参加した話(レース編)
2018年11月に貯めに貯めたマイルを使ってANAファーストクラスで、ニューヨークシティマラソンに参加してきた時の話を書き綴りました。
今回は、レース当日の流れを紹介したいと思います。
(注)当記事は、2018年大会の内容を書き記したものであり、
当該大会以外では、コースや運営方法が変わっている可能性があります。
ご注意ください。
なお、今回のNYCマラソンの記事は下記にもございますので、併せてご覧ください。
大会当日の朝(スタート会場までの移動)
ニューヨークシティマラソンと言うので、ニューヨークの中心街(マンハッタン)を走るイメージですが、
実は、スタートはスタテン島というニューヨーク中心地からバスで一時間程の場所からスタートします。
ほとんどの方は、ブライアント公園裏のニューヨーク公共図書館から大会バスで移動します。
大会バスは、いわゆる観光バスで、座って移動できます。
2018年大会で私は、図書館前に6時集合でした。
6時前から長蛇の列ができており、大移動が始まります。
何十回も参加している方が言うには、それでも以前よりは移動はスムースになった方との事。


スタート会場
まず、スタート会場に入る前に、セキュリティチェックがあります。
会場へは大会指定のビニール袋に入る荷物しか持ち込む事ができません。
大きな荷物はセキュリティチェックの前に捨てるしかありません。
セキュリティチェックを通過すると、
スタート会場は、スタートブロック(ブルー、オレンジ、グリーン)毎にVillageが構成され、分かれています。
Village内には、それぞれ給食所、トイレ、テント、救護所があります。
スタート前のVillageは、自身のスタートブロック色に関係なく、自由に行き来できます。
Village間の移動は、結構距離がありますので、スタートの整列には余裕を持ってください。
スタートはウェーブ制(Wave1は9:50,Wave4は11:00スタート)ですので、Wave4の方は、
スタート会場で4時間ほど待たされることも・・・
Village内は、徐々に混雑してきますが、
芝生の上に座る事ができない程ではありません。
寝転がってストレッチをするスペースは十分あります。
Dunkin’ Donutsが無料で配布するフリース素材の帽子が人気です。
ただし、配布されているのは、フリース帽子とコーヒーだけでドーナツはありません(笑)
トイレは、混雑しますが、数が充分あるので、5分も待てば、用を達することができます。
Village内には、「Donation Box」があり、ボックス内に防寒で着ていたウエア類はここに入れてください。









スタート
スタートは、ウェーブスタートでさらに、スタート場所も、(ブルー、オレンジ、グリーン)で3箇所から一斉にスタートします。
途中(約8キロ地点)まで、3色のブロックごとにコースが異なります。
ゼッケンの色が、スタート地点毎に分かれていますので、
自分のスタートブロックを誤らないように注意してください。
5万人以上のランナーが参加しますが、
ウェーブスタート、かつブロックも分かれていますので、
ブロックの一番後ろに並んでも、スタート地点を通過するまでは5分も掛からないでしょう。


レース序盤
まずは、スタテン島からブルックリンに向かいます。
ニューヨークシティマラソンですが、
マンハッタンの中心部を走るのは、25キロ過ぎになります。
そのため、25キロまでは、ブルックリン・クイーンズ地区を走ります。
日本のレースと違って、応援が自由ですので、
至る所で、地元のおじちゃんバンドが楽器を手に応援してくれます。
マンハッタンへ渡るクイーンズボロブリッジまでは、それほど大きなアップダウンはなく、
走りやすいコースだと思います。



レース中盤
レース中盤の難所は、クイーンズボロブリッジでしょうか。
マンハッタンへ渡る橋ですが、橋ですので、上って→下ってが地味に足に堪えます。
マンハッタンに入ると、一番街をひたすらアップタウン(北)へ向かいます。
一番街がずっと直線で、しかもなだらかに上っているので、気づかないうちに、
体力を消耗します。
ただし、応援の数は、序盤とは比べ物にならないくらい多いので、頑張れます。
歩こうものなら、沿道から「Go!Go!」と容赦ない掛け声が飛びます。



レース終盤
レース中盤で北上したら、今度はマンハッタンのメインストリート5番街をダウンタウン(南)へ向かいます。
一番街のアップタウンが上りなので、5番街のダウンタウンは下りと考えますが、違います。
5番街もなだらかに上っています。
40キロ手前から一度セントラルパーク内に入りますが、
公園内も細かなアップダウンがあり、この辺では歩き出すランナーもちらほら。
公園内は、応援のボルテージは最高潮ですので、辛いながらも頑張れます。


ゴール
セントラルパークを一度出て、59th streetをコロンバスサークルに向けてゴールを目指します。
距離にして300m程ですが、ここが人垣が何重にもなっていて、声援は一番多い箇所になります。
コロンバスサークルから再びセントラルパーク内に入り、
あとはゴールまで300m程です。
ここは、両サイドに世界各国の国旗が並び、
自国の国旗の前で写真撮影をする方もちらほら。私も撮りました。
最後は大歓声の中ゴール!!



ゴール後
ゴール後はメダルを授与され、大会公式カメラマンが撮影してくれます。
NYCマラソンの壁紙?の前では3人ほどカメラマンが待ち構えて、
メダルを手に記念撮影ができます。
この写真は日本のマラソン大会のオールスポーツと同様に大会後に購入することができます。
自分の写真を全部買うと、84.95$します。(ダウンロード版)
ゴール後の流れは下記の通りです。
- メダル授与
- 保温シートの受取
- ゴール後のドリンク・フードの受取
- ポンチョの受取
フィニッシュラインを通過してから、ポンチョを受け取り、ランナー出口を出るまでは、
おそらく800m程はあると思います。
中にはその道中で倒れこんで起き上がれない人もいます。
最後の気力を絞ってゾンビのように出口を目指します。


帰宅まで
手荷物預けを利用しないランナーは、保温シートとポンチョを被ったまま、ホテルまで帰ります。
そのため、ランナー出口の最寄り駅である72st駅には、ポンチョを被ったランナーで溢れかえります。
また、ポンチョ姿で街中を歩いていると、「Congratulations!」「Good Job!」と声を掛けられます。
私は3時間半ほどでゴールしたので、街中にポンチョ姿の人がまだあまりおらず、
その足でタイムズスクエアで記念写真を撮りました。
ヒーロー気分になれるので良いものですよ。

ニューヨークシティマラソンを走ってみた感想
私は今回初めてニューヨークシティマラソンを走りましたが、
参加者が一番多い市民マラソンだけあって、当日は、ニューヨークの街中が
コース外でもランナーを出迎えてお祭りモードになります。
国内のマラソン大会ですと、沿道のパフォーマンスは、指定箇所だけに限られますが、
ニューヨークシティマラソンでは、応援が自由ですので、コースの途中の至る所で、
パフォーマンスが繰り広げられます。
応援が途切れる箇所はクイーンズボロブリッジだけだと思います。
それくらい応援が熱い大会です。
コースはきついですが、一度は走ってみる価値がある大会だと思います。

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