アロマ検定1級は一夜漬けならぬ朝漬けで合格できます。
アロマテラピー検定の1級を受けてきましたので、
私なりの勉強法や失敗談をご紹介したいと思います。
目次
アロマテラピー検定とは
内閣府から公益認定を受けた公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)の実施する資格認定試験です。
1999年の開始からこれまでに、アロマテラピー検定を受験した方は累計43万人以上。
アロマテラピーを安全に楽しむための基礎知識が身につきます。
受験の動機
私がなぜアロマ検定を受けたかというと、
女性の受験者が多かったから
ただそれだけです。(笑)
実際に試験会場では、女性の受験生が9割となっております。
驚異の合格率!!難易度は極めて平易。独学でも合格可能。
アロマテラピー検定の公式サイトにも、「合格率約90%! 独学でも効率的に学べる」とあります。
合格に必要な得点比率は、80%と高いですが、誰でもわかるような問題も多々あり、
難易度は極めて平易です。
学習教材
テキスト
私は、このテキストのみで学習しました。
![]() |
新品価格 |
こちらの教材は、1級・2級を網羅しており、尚且つ試験対策に特化していますので、
覚える必要がある箇所は、赤字になっており、暗記シートが付属しています。
公式テキストより、安価なのも魅力です。
また、精油プロフィールがカラー刷りですので、視覚的にも見やすくなっています。
問題集や模擬試験が付属していますが、難易度は高めです。
私も直前期に解きましたが、半分くらいしか正解していなくて焦りました。
こちらの問題集を半分ほど解ければ、本番では絶対合格します。
香りテスト対策
アロマテラピー検定の特徴として、香りを嗅いで精油の名称を選択肢から選ぶという問題が2問出ます。
その対策が必要となりますが、私は、下記の香りセットを使って学習しました。
2級
イランイラン、オレンジ・スイート、ジュニパーベリー、ゼラニウム、ティートリー、
ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズマリー
1級
カモミール・ローマン、クラリセージ、グレープフルーツ、フランキンセンス、
ベルガモット、スイートマージョラム、レモングラス
![]() |
生活の木 (公社)日本アロマ環境協会資格試験対応セット 検定1級対応Aセット 新品価格 |

![]() |
新品価格 |
注意点は、生活の木の1級対応セットを購入しても、出題対象の全ての精油が含まれないという点です。
香りテスト対象の精油を網羅するならば、下記のセットがおススメです。
![]() |
ease AEAJアロマテラピー検定香りテスト対象精油セット 揃えておきたい基本の精油 1・2級 17本セット各2ml 新品価格 |
最短で受かるためには
アロマ検定に最短で受かるためには、勉強する範囲を絞る事が大事です。
後程紹介しますが、アロマ検定には、常識で解答可能な問題が多々出題されます。
そのため、そのような問題のために、勉強時間を割くのは、もったいないので、
私が思う、最低限勉強しておくべきことをご紹介しようと思います。
香りテスト対策はやらない
香りテストは、2問出題されます。
仮に香りテストを2問共間違えても、他の問題で十分挽回可能です。
精油セットもそこそこ良い値段しますので、
試験を受かるためだけの方は、香りテストはやらなくて問題ありません。
精油のプロフィール
最もウエイトを割くべきは、精油のプロフィールです。
全部で30種類あるので、これらの情報を全て覚えるのは大変です。
下記のポイントに重点を置いて覚える事をおススメします。
- 例外を覚える
例えば、精油の抽出方法は、水蒸気蒸留法、圧搾法、有機溶剤抽出法の三種類ですが、
ほとんどが水蒸気蒸留法です。圧搾法は、グレープフルーツやレモンなどの果皮からとれる精油で、
有機溶剤抽出法はベンゾイン、ローズアブソリュート、ジャスミンだけですので、例外を覚えれば、
全ての精油の抽出方法を覚える必要はありません。
植物の性質については、一年草はカモミールジャーマンのみ、二年草はクラリセージのみというように、
例外を覚えれば、残りは多年草とすることができます。 - 扱いに注意が必要な精油を覚える
精油の中には、皮膚刺激を伴うもの、光に当たると皮膚が荒れるもの(光毒性)があります。
皮膚刺激と光毒性がある精油を覚えておけば、選択肢で外せるものもあります。 - カモミール・ジャーマンとカモミール・ローマンの違いを覚える。
この2種は名前が似ていますので、混乱しますが、頻出精油のようです。
共にキク科ですが、ジャーマンは、一年草で、ローマンは多年草です。
ちなみに、一年草の精油は、30種の中で、ジャーマンのみです。
このように、例外のものや注意が必要なものだけ覚えれば、例えば下記のような問題で選択肢をいくつか削れます。
1.一年草である。
2.水蒸気蒸留法で抽出される。
3.心材から抽出される。
4.光毒性がある。
2.水蒸気蒸留法で抽出される。
3.心材から抽出される。→心材から抽出されるのはサンダルウッドのみ
4.光毒性がある。→光毒性があるのは、グレープフルーツやレモンなどの果皮からとれるもの
として、消去法で正解を導き出せます。
アロマテラピーの歴史
アロマテラピーの歴史が出題されますが、
こちらは、馴染みのない名前も結構ありますので、ある程度勉強が必要です。
古代、中世~近世、現代と時代に分かれて、香りにまつわる人物が選択肢で登場します。
歴史問題では、人物と著書の名前を覚えておけば、十分対応可能です。
登場人物は、全部で20人ほどですので、当日朝でも十分インプット可能です。
嗅覚器から脳への伝達経路
私は、文系人間でしたので、香りが脳に届く仕組みは、初耳の単語がいくつかありました。
こちらも、知らないと解けないと思いますので、勉強が必要です。
覚える内容としては、香りがどのように脳に伝達されるかだけ抑えておけば十分です。
嗅細胞→嗅神経→(脳へ)→嗅球→嗅索→大脳辺縁系→下垂体・視床下部
これだけ知っておけば問題ありません。
誰でもわかる常識問題の例
アロマ検定の教材についている模擬問題を解いてみると、
選択肢がどれも似たような数値やワードで、半分も点数が取れない事もあるかと思います。
しかし、ご安心ください。
本番では、そんな難しい問題は出ません。
私が本番で見たトンデモナイ問題をご紹介します。
(問題)精油の正しい保管方法について、正しいものを選びなさい。
- 温度が高い場所で保管する。
- 直射日光が当たる場所で保管する。
- キャップをしっかり閉めて保管する。
- 湿度が高い場所で保管する。
もう、誰でもわかりますが、3番が正解です。
このように、ノー勉でもわかる問題が多々あります。
また、運動の説明について正しいものを選びなさい。という選択肢の一つに
「中~長期の時間、運動することを無酸素運動という。」
という選択肢があったのですが、長時間無酸素→死んじまうだろ。
と、普通に考えればわかる選択肢も多々あります。
さらには、吸入法に最適な精油の滴数を選びなさい。という問題では、
・1~3滴
・10~20滴
・20~30滴
・30~40滴
という選択肢がありました。(数値はうろ覚えです)
沐浴法や吸入法で、精油の滴数は変わるのですが、
正しくは、吸入法が1~3滴。沐浴法が1~5滴です。
選択肢の一つに、1~5滴というのが、あれば迷いますが、
これだけはっきりした選択肢だと迷いようがないですよね。
まとめ
アロマ検定は、正直4時間程度の勉強で合格できます。
ただし、アロマの知識を活用して、仕事に活かしたいとか、きちんと精油の特徴を学びたいという方は、
きちんとテキストを読み込んで勉強してください。
私のように、不純な動機で、小ネタを作りたいという方には、私のおススメする勉強方法でトライしてみてください。
コメントを残す