公認会計士(監査法人)の仕事はつまらないのか?
私のブログのアクセスを解析していると、こんなキーワードばかりが上位に来ますw
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今回は、公認会計士の仕事がぶっちゃけつまらないのかどうか書きたいと思います。
公認会計士の仕事は?
↑こちらに、公認会計士になるためには?から公認会計士の仕事の概要を記載してますので、
よろしければご一読ください。
で、会計士の仕事はつまらないのか?
結論から言うと、会計士の仕事のメイン業務である
「監査」はつまらないです。
監査業務の大義名分は「投資家の保護」です。
投資家は、会社の財務諸表を一つの判断基準として投資を行います。
その財務諸表に独立の立場の公認会計士が第三者の意見として、保証を与えるのが、公認会計士の存在意義です。
しかし、実際に行う監査業務にそのような崇高な存在意義を感じられるかというと、そうでもないです。
実際には、経理担当者と資料のやり取りに追われ、エクセルの数値の加工に没頭します。
また3年目くらいになるとインチャージと呼ばれ現場責任者となります。
インチャージというと聞こえは良いのですが、中間管理職で、最近では人手不足から自ら作業も行うインチャージもいます。
インチャージの実際の業務は、人のやりくり(アサイメントと言います)です。
監査法人では人は1週間単位で動きます。「この週にあの人が欲しい」とリクエストを出しますが、
優秀な人ほど他チームからの引き合いがありますので、人の奪い合いになります。
その折衝にインチャージは忙殺されます。
では公認会計士にならない方が良いのか?
答えは△です。
止めた方が良いのは、20年勤め上げた会社を脱サラして一念発起して難関資格を取得して、人生一発逆転と考える方。
2000年までは、この考え方は、通用しました。
資格を取れば3年ずつに職階が上がり、パートナーまで昇進で定年まで安泰でした。
今はそんな時代ではないので、45歳で合格しても監査法人に入れるかも怪しいです。
監査法人入社当初は、エクセル作業が多いので、その手のパソコンスキルについていけない、
オジサンは正直昇進できません。悲しいですが・・・
一方学生や若いうちに資格を取得しようと考えている方にとっては、まだまだ魅力的な資格だと思います。
ややネガティブな言い回しですが、「つぶしが効きます」
大学4年の時に合格し、大卒と同時に監査法人に就職し、5年勤めてもまだ28歳。
転職市場で引く手数多な年齢です。
監査の知識は正直他の職業では活かせないというのは、↓の記事で書きましたが、
転職市場では貴重な存在と言えます。
公認会計士に面白い仕事はないのか?
では、公認会計士は肩書が貴重で、仕事そのものにやりがいはないのか?
監査には面白みはありませんが、公認会計士の仕事は幅広いです。
申請すれば税理士の資格も取れますし、社会保険労務士の業務も行うことができます。
会計のみではなく、税務・労務も精通しているとなれば、中小企業のバックオフィス業務を一手に引き受けることができます。
色んな事をやってみたいという方には、公認会計士はうってつけの職業だと思います。
会計のプロフェッショナルとして、コンサルティング業務を行う人もいます。
監査よりは人の役に立っている事を感じやすいので、コンサルティング業務にやりがいを感じる方もいます。
まとめ
- 監査は面白くない。
- かといって、資格そのものに魅力がないわけではない。
- 監査以外には面白い仕事はある
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